静電植毛の興りについて詳細は定かになっていませんが、1800年代前半より、現在のチェコ共和国付近で、壁紙に毛や綿の糸くずを吹き付けたことに始まると言われています。日本では、1916年に現在の東京都墨田区で馬場徳諠という人物が始め、壁紙、玩具、ケース類、潜水着・手袋など製造していました。
1964年の東京オリンピックでは、会場聖火台への階段に敷き詰められた人工芝のカーペットにこの技術が使われており、人工芝の先駆をなすものでした。
人間の頭髪の密度は1cm2当たり数百本と言われていますが、静電植毛加工技術を用いると、被植毛物体の表面に1本、1本のフロックを直立して植えることが可能になるため、植毛密度は1cm2当たり最大10,000本にも達します。
植毛した生地を製造するのと、成形品に直接植毛するのと2種類の製造方法があります。
パイル
芝生だと3色あるよ
他の色もあるよ
3D FLOCKING(立体植毛)
ShibafulのiPhoneケースは、立体物へ植毛した3Dフロッキングテクノロジーを採用しており、様々な成形物に立体的に植毛が可能です。以下に事例を紹介します。
- 桶(川崎フロンターレ)
- ゲームコントローラー
- 忘れ物トラッカー(MAMORIO)
- ベビーカー
- Google home
- フォトフレーム
- 店内什器
Shibaful Material(芝布)
ロール状の芝生生地とペーパーがあります。
色は3色です。
布=縫製や刺繍ができます。ペーパー=異素材と貼り合わせて使うことができます。